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北の国から その1
いや~一人で夜の飲み屋
それも知らないところ この歳にして初めての体験 相棒が「北海道に行こう」と言ったのは一週間ほど前 私には余裕なく 出来たら行きたくない しかししかしだ! 「紅葉は始まっているかもしれないよ」 「今のじゃがいもはおいしいんだなあ」 「・・・」 いろいろ言って誘うし 断るともう二度とないかもしれない 機嫌が悪くなるのは目に見えている それもそうだなあ これから田舎の両親のことを考えると旅行どころではない そこで意を決して行ったのはよいのだけれど 帯広についたのは7時ごろなのに 空港はさみしくて 街に向かうバスが二台 真っ暗な夜道 明かりもないし、信号もない 「もうだいぶ走っているのに何もないよ~」 アッ、止まった、信号! 車だ、車だ 人もいるぞ! でもね、やっと着いた駅前は こんな感じ 鳥取も8時過ぎたらひとっこひとりいないから・・ それにしてもだよ なんてさみしい 誘っておきながら 旦那は仕事でどこかでのんでいる 「大丈夫、近くに屋台村があるから」 屋台で飲みなさいとあっさりといわれた ひとりで歩け!というのはわが夫婦の約束事だけど やっぱり夜はね~ ロンドンでだって夜だけは娘と合流した ひとりでご飯は・・ やってやろうじゃあないの? ここは日本だ ことばが通じる ここは「北の屋台」常連さんでどこもいっぱい 案内のお姉さん?には 女性の一人旅? そうですね~ 「大人になってしたいこと」 吉永小百合さんの様な奥様ではないから 屋台でも大丈夫! でも本当に冷たい目でみられないですか? こちらのちょっとおしゃれな十勝横町を紹介された・・ 女性一人でもだいじょうぶですよ、と そこで中をみたら ここならいけそう、一番は席が半分空いている 鉄板焼のお店だった・・ ビールを飲み、焼酎のお湯割りを飲み よい具合に夜は更けて と言いたいところだが あまりお話は好きではないらしい主と女性 話がぶちぶちに切れて何ともつながらない でもなんとか相手になってもらえるようになったころ 良い加減の旦那から℡ 「どこにいるんだあ?これからいくぞお」 迷惑な話だ でかい親父が二人 無理して入ってきた カウンターは6人掛け 無理して席を入れて7人 皆は涼しい顔でわいわい ここはお客同士がおしゃべりをするところ デモね お料理、おいしかったのよ おばさん一人でも全然問題がなかったのよ お肉も魚も お野菜はもちろんおいしかったよ! 後で調べたら、アタリ!のお店だったようだ 面白半分 空港から夜道レポートをして いかにも心細そうに友人たちに心配かけました! あはは、ごめん!
by ne_co201
| 2013-10-02 01:32
| お出かけ
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