ちょっと・・・つけたし
by ne_co201
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花水木通信 番外編 2

トップの絵は鳥取の中国山地の山の中
智頭(ちず)町の雪

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これは大正期の消防?

この町がなかなかよいのです。
街道沿いには
古い家が沢山残っていて
大正の終わりから昭和にかけて
15年もかけて作ったという石谷家はじめ
夏子の酒のモデルになった酒屋さんなどがある。

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石谷家の土間。何もかもびっくりのお家
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そこから車でちょっと山にはいると
日本の山村の原風景が残っている
板井原という村

私が最初にそこに行ったときは
まだ道の整備も完全でなく
水が滴る土堀のトンネルを抜けて・・
子供の頃信州の山の中で見た生活が残っていて懐かしかった。

花水木通信 番外編 2_e0120794_21163480.jpg


今は観光で売り出そうとがんばり始めたから
下手をすると昔ワールドのテーマパークみたいになりそう・・・
生活する人のことや観光、かねあいが難しいんだろうけど
なんとかよい形で残って欲しいと思う。

若桜もそうなんだけど
古いところを大事に使い
生活のにおいがしっかり染みついているところが好き
意識しなければまもれないモノ、
経済的にも大変な負担となる・・・
そとから言うのは簡単なんだけど

鳥取に来ても
みんな砂丘だけで島根に行ってしまう。
このへんにはなかなか行かないけど
前に案内した古山先生は石谷家が気に入って
そのあと鳥取の[万年筆博士]に特別に頼んで
ここで万年筆サミットをした。

目的があれば
たった一カ所でも行ってみる価値があるのかも知れない。

もし中国地方に行くことがあれば姫路から電車を乗り継いで
智頭急行沿い
用瀬(もちがせ)の流し雛会館などもなかなか興味深い
もちろん鳥取から電車で行ってもよいのです。

そうそう、板井原でカフェをやっていた
「野土花」の澤田さんは結婚して
板井原で自然派生活を地でやっている。
やさしい絵を描くイラストレーターです。

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海も山も「とりのこされた日本」鳥取はきれいです。
ヘンに開発されなくて本当によかったと思います。

残すことは諦めて記録を残す・・
その作業をしなければあったことさえ忘れられる。
古山先生には「あなたがやったら?」なんていわれたけど
それをやる実力もエネルギーもない。
かろうじて残っているモノをまもっている人たちに期待!
かなりずるいかも知れないが今のところはしょうがない。
鳥取はやはり遠い。
知ってくれる人を増やすだけでもよいかも知れない。

他にも紹介したいところはいろいろ
また
by ne_co201 | 2008-01-12 21:27 | 鳥取 | Comments(0)
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