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ロックフェラーセンター前 すり事件 顛末記
久しぶりにニューヨークの話
初めてのクリスマス 聞くも涙、語るも涙 Kさん、これがスリ事件。リス事件ではありません。 necoさんちのニューヨーク便りから DEC,27 1991 さる12月15日。娘の誕生日祝いを兼ねてマンハッタンの夜景を見にいきました。 セントラルパーク~メトロポリタン美術館~ロックフェラーセンター前に来たところ・・・ ハッ!バックが軽い!!!! 中を見たら、小切手、キャッシュカード、三枚のクレジットカード・運転免許証・現金の入ったお財布がない!どうしようと思う反面、とうとうやられたか、という感じ。お父さんに助けを求めても「何やっているんだ」と怒るだけ。 どうしたらよいかわからないまま、焼き肉屋へ。小銭を集めて東京銀行の友人の家に電話をしたら、クレジットカードだけはすぐ止めればあまり心配はないからと言われひとまずホッ。クレジット会社の電話番号はその場ではわからないから家に帰るまではどうしようもない。 私は心ここにあらず、子供たちもせっかくの食事が気まずくなってかわいそう・・・ 家に帰ってクレジットを止めるのに三時間がたっていました。 次の朝、日本人のお母さんが電話をくれたのでスリの話をしたら、シティーまで用事があるのですぐ行きましょうと言ってくれたので早速出かけました。銀行で新しい口座を作り、小切手の処理を頼み、次は所轄のポリスのオフィスに行き届を出して、証明書を出してもらって次は運転免許センターへ。仮免許を作ってもらい三時には帰宅。次の日にすべての処理ができたのは友人のおかげでした。 二日後にほかの友人がまたスリにあったので、アメリカ人の英語の先生のところでその話になりました。先生も車のガラスを割られてバックごと盗まれたとか・・エマージェンシーについて話し合いました。 「どころでその処理はみんなご主人がやったのでしょう?」 「とんでもない。みんな私一人でやりました」 「オー、ノー。盗まれたことはひどいけど、ご主人が何もしてくれないのはテリブル!よ」 アメリカではこんな話は離婚の口実になるのだそうです。スリにあった、もう一人の友人はご主人がすぐに手配してくれたそう そういえば前日すべて終わって家まで送ってくれた友人が、その時会社に行こうとしているうちの旦那に会って 「アラ、ご主人いらしたの」とびっくり やっぱり離婚か・・・?? 以上がスリ顛末記。そのあと小切手の問い合わせやその他二週間ほどいろいろありました。被害額は現金と免許の更新代やその他余計なお金で100ドル程。開けて次の年一月にその財布がなぜかポストオフィスから送られてきました。現金だけ抜き取られ、でもそれ以外はもう使えなくなったのですから意味のないもの。 腹が立ったのはスリよりも旦那のこと・・ということでした。 でもクリスマスで浮かれて盗まれたのは私がいけない・・ 相変わらずカメラとビデオ 子供を両脇に連れて、フラフラしていて スリにはいいカモだったのでしょうね。 そうです。旦那はいつも何も持たずにサッサと先に行ってしまう。 やっぱりこの当時から いやもっと昔からこんな関係だったのか? でも旦那には 「よかったね。僕のおかげで(?)なんでもできるようになって」 「そうです!稼ぐこと以外は何でもできます」 一緒に付き合ってくれた友人は娘と二人のニューヨーク暮らし ビジネスを兼ねて滞在していた孫もいた女性 そんじょそこらの奥様達とはちょいと違い それこそなんでもできる人 みんなそれぞれ、とは思うけど 危機管理ができていない旦那の話、でした。
by ne_co201
| 2010-12-14 23:30
| アメリカにいたころ
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